高齢者施設・介護事業所等での利用者さんと職員のふれあいやつながり、日々の取り組みの様子等をご紹介しています。
育児休業中の職員が赤ちゃんを連れてきてくれました。「かわいいねぇ、私にも抱かせてちょうだい」といつにもましてニコニコでした。
ご家族に「差し入れは何が欲しい」と聞かれ、「お花があれば」と答えた95歳のSさん。自分の仕事としてホールにお花を生けてみようとのことでした。Sさんは、届いたお花を広げながら、「私は昭和21年、二十歳の時に農家なら食べ物には困らないからと言われて嫁に来ました。しばらくしたら旦那さんが、33枚も田んぼがあるのに、勤めに出ると言い出して、仕方なく家の仕事を1人でやりよったんです。小さい子どもを背負い、田んぼの中で泣きながら草取りをしていたのをよう忘れんですよ。終戦後はみんな貧しくて苦労したけど、あの頃に頑張ったから、今は若い方が助けてくれるじゃと思います。ありがたいです。私にもできる仕事があれば言ってくださいね。足は立たないけど、口はまだまだ立ちますんでアハハハハ!」
この日のホールは、綺麗なお花と笑い声で賑やかでした。
感染症対策で面会も制限され心が暗くなる今日この頃。
楽しそうな笑顔に心癒されるぅ
年齢を重ねていくと学生時代の友達と会うことはめっきり減ってしまいますが、年をとっても変わらない友情があるって素敵です。
敬老会で使用されたギターが気になったご様子。
そのまま抱えて壇上へ。さあ歌謡ショーの始まりです。